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アルファポリス
72 Spirits of Solomon The King

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水より来たるもの - Knospaston, The Sea Horse

クノスナクトン - Knospaston, Kunopegos, 『ソロモンの契約』において、ソロモン王の求めに応じて、契約の指輪によって連れてこられた魔神。海において船を沈め、人命と財宝を奪う事を好むとソロモン王に告げた、上半身は馬、下半身が魚のような外見を持つ魔神である。外見的にはギリシャ神話に現れる海馬(シーホース/ヒッポカンポス)である。

「人間、男」Kno、「力」pegos、或いは「水から」pegaios をその名としているように、人間の男の姿を取ることも出来る水妖である。クノスナクトンはおそらくギリシア神話に現れる海馬-ヒッポカンポスか、同様の存在が取り込まれたのではと推測されるが、確証はない。どちらにせよソロモン神殿の建築に使われることなく厄介な存在として封印されたままになった。

クノスナクトンがもしスコットランドの妖精で水棲馬アハ・イシュキ Each Uisge や、ケルピー Kelpie 等と同様の性質を持っているとすれば、見た目は大変すばらしい馬であるはずである。また、人間としても〜髪に浅瀬にはありえない海草や藻が絡んでいるという、かなり非人間的な特徴があるにしても〜きわめて魅力的な男の姿を取るが、冷酷な性質を持つと思われる。 アハ・イシュキもケルピーもその美しさににつられて背に乗ると、湖や池に飛び込んで乗り手を溺れさせ食べてしまう。また、これら水棲馬たちは人の男としてはその魅力をもって若い娘を水の世界に攫い、子を持つともされているのである。クノスナクトンが封印されたままになったのも無理はないかもしれない。

♦ Description in English ♦