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アルファポリス
72 Spirits of Solomon The King

17-Obizuth

幼子を訪れるもの - Obizuth, The Night Being

オビズート - Obizuth, Abyzou, Obyzouth, Obizoth, 『ソロモンの契約』において、ソロモン王の求めに応じて、契約の指輪によって連れてこられた魔神。長い髪をした首だけの女の姿をしている。子供の首を絞めて狂気に追いやる魔神であるとソロモン王に告げた。そのため、神殿の建築には使役されず、自身の髪によって封印されたままとなった。

オビズートであるが、おそらくはシュメール神話のアブズーやアッシリア神話のアピス、海に関連づけられた女怪であり蛇の髪を持つとされるゴルゴン、特に首を切り落とされたメデューサが取り込まれていると考えられる。メデューサであるが、もともとはデメテルと同一視された豊饒の女神かその巫女がモデルとされている。恐らくはポセイドンかポセイドンにあたる海神と共に、夫婦神として崇められていた太母神であった。しかしその後勝者側の神話にあわせて零落させられたとも言われている。かなり地中海の神話の影響が強く現れた魔神である。

生まれたばかりの子供を襲うその性質については、メソポタミアにおける夜の女妖で、イザヤ書含むユダヤの文献等でも言及されているリリスと同一のものと考えてよいだろう。

♦ Description in English ♦