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アルファポリス
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72 Spirits of Solomon The King

01-Solomon

知恵の王 - Solomon, The King of Wisdom

ソロモン王 - Solomon, 紀元前1035年頃 - 紀元前925年頃に、古代ユダヤ・イスラエル王国を統治した第三代の王である。先代*ダビデ王と**バテ・シバの間に生まれた。船による貿易によって、古代イスラエルが最も隆盛した時期の支配者であり、知恵者として称えられた王であった。旧約聖書の「列王記」にソロモン王に関する記述を見ることが出来る。伝承においてしばしば、魔術によって天使や魔神たちを従えたとされている。

ソロモン王は武力派であった父王とは異なり、王国を守るためにエジプトに臣下の礼をとり、王(ファラオ)の娘を降嫁されることをはじめとして、各国の王女や権力者の娘を王妃や愛妾とすることで安全保障を得るなど、外政においても戦争によらない方法でうまく立ち回った。が、そのためにイスラエル内部の保守派の不満を募らせることになる。ソロモン王の死後、イスラエル王国は彼の息子レハベアムが継いだ。しかし王国は重税と圧政によって分裂した。

有名な伝承のひとつとして、***シバの女王が宝石と最高級の乳香を手土産に、ソロモン王の知恵を求めてはるばる旅して来たというものがある。その際シバの女王はソロモン王と友誼を結び、後にソロモン王の子を産んだともいう。もっとも、これも実は当時シバの女王のほうが名高かったため、「名を借りて」ソロモン王の偉大さを喧伝した、という説がある。

伝承『ソロモンの契約』においては、ソロモン王が天使を通じて、神から*****契約の指輪をもたらされたという記述がある。ソロモン王は指輪を使って複数の魔神を呼び出し、イスラエル神殿の建築に従事させたというのである。そのうちの1柱である、魔神エネプシゴスはソロモン神殿の崩壊とキリストの磔を予言した。ソロモン王は信じなかったという。このほかにも、ソロモン王はユダヤ教の秘儀・カバラが記された「ラジエルの書」を託されていたともいう。

イスラムにおいてはスレイマン Suleiman と呼ばれる。



*ダビデ王と**バテ・シバ King David and Bathsheba - ダビデ王はソロモン王の父。イスラエルの初代王サレムに仕え、次代の王となった。賢王として知られる。旧約聖書にある、ペリシテ人の戦士ゴリアテを倒した逸話、また家臣ウリヤの妻であったバテ・シバに横恋慕したあげくウリヤを戦場に追いやり死なせたが、預言者ナタンにいさめられた逸話などがよく知られている。「サムエル記」「列王記」に記述があり、「詩篇」の作者とされる。バテ・シバは入浴中の姿をダビデに見初められ、すでに人妻であったにも関わらず寵愛を受けた。が、このためにダビデ王は「神に罰されて子供達を次々に失った」とされている。ダビデ王とバテ・シバの間に生まれた長男は死に、ソロモン王は2人目の息子として誕生した。

*** シバの女王 Queen of Sheba - 旧約聖書に現れる、香料の交易で栄えたシバ国の女王。彼女の正式な名前は不明である。(ただし、イエメン説ではその名はビルキス Balqis, Balkis、エチオピア説ではその名はマケダ Makeda とされる。)アクスム(現エチオピア)のメネリク一世は、自らをソロモンとシバの女王の間に生まれた子であると名乗っていた。

**** ソロモン王が書いたとされる魔道書は幾冊も存在するが、実際にソロモン王がこれらの魔道書の作者であるという可能性は低い。何故なら、そうした魔道書の多くは箔をつけるため、また作者の正体を隠すためにソロモン王の名を借りただけのものだからである。

*****ソロモン王とアスモデウス Solomon and Asmodeus - 「ソロモンの契約」をはじめとしてユダヤの伝承に、ソロモン王とアスモデウスに関するものが多くある。特に有名なのは、やはりソロモン王に呼び出され、神殿の建立に力を貸したとされるものだろう。

また、いまひとつの伝承に、アスモデウスが一時、ソロモン王と入れ替わってしまったというものがある。その伝承の伝えるところはこうである。ソロモン王がアスモデウスの「悪魔の公子としての力とはどれほどのものか」を尋ねた。アスモデウスは王に、魔法の指輪を手放せば力をみせようといったので、王はいわれるまま、指輪を紅海に投げ捨ててしまった。アスモデウスは解き放たれるや、むんずとばかりにソロモン王を捕え、あげく、エルサレムから投げ出してしまったとか。その後、本物のソロモン王は、苦労してエルサレムに戻り、他の魔神達を使って自らを守らせることにしたそうである。また、アスモデウスは、ソロモン王が戻ってくるまでの暫しの間ではあるが、王として姿を偽り、代わりにエルサレムを治めたという。一説ではソロモン王自身ではなく、王の親友に化けたともされる。

ソロモン王はこの追放から戻る際に、ナーマーというセム族の王女と出会い、恋に落ちた。ソロモン王はナーマーを数多い妃のひとりに取り立てたが、彼女のために多くの異教の神を拝み、バール神殿を建立し、モロクへの生贄まで捧げるようになった為、王国の没落を招いた、と、このユダヤの伝承では締めている。



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