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アルファポリス
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72 Spirits of Solomon The King

カバラ・死の木の対応表

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Tree of Death, or Qliphoth Tree


qliphoth-Tree of Evil

● 上記の図はカバラの『死の木』もしくはクリフォトの10のクリファに対応している。各クリファの番号は虚数(i)で割り振られている。




クリフォトの木 - Qliphoth Treeもしくは死の木(死の樹) Tree of Death 、邪悪の木 Tree of Evil 、逆セフィロトAdverse Sephiroth などの別名がある。象徴図の一組のセットである。カバラにおける、闇の世界の体系図であり、宇宙の顕現と創造のプロセスに逆行するものとして描かれている。あらゆる意味でセフィロトの構図とは逆になっている。第1のクリファ・バチカル - Bacikalから第10のクリファ・キムラヌート - Qimranutまでで構成される。10個のクリファは22個の小径(パス)で繋がれている。各クリファーはパチカル(無神論)、エーイーリー(無神論)、シェリダー(拒絶)、アディシュス(無感動)、アクゼリュス(残酷)、カイツール(醜悪)、ツァーカブ(色欲)、ケムダー(貪欲)、アィーアツブス(不安定)、キムラヌート(物質主義)と名づけれらている。また、セフィロトに神名や天使の位階が照応されるように、魔神(悪霊)の位階が割り当てられている。闇の世界であるクリフォト Qliphoth は、カバラにおいてはセフィロトほどには重要視されておらず、過去の文献でもきちんとした図になっているものは少ないようである。そのせいか、流派によってかなり解釈の違いがある。黄金の夜明け団 The Hermetic Order of the Golden Dawn の解釈では、本来は各クリファを司っている魔王名などへの言及は無いが、現在では"The Tree of Evil "の著者であるウイリアム・G・グレイ W.G.Gray の提唱する上記の対応が広く知られているようである。


クリファの対応表



No. ヘブライ文字 クリファ 意味 魔王 相対 悪魔名 闇の宮名
1i Bacikal バチカル - Bacikal 無神論 サタン - Satan ケテル タウミエル - Thaumiel 海王星
2i Iweleth エーイーリー - Iweleth 愚鈍 ベルゼブブ - Beelzebub コクマー カイギディエル - Chaigidel 天王星
3i Sheriruth シェリダー - Sheriruth 拒絶 ルキフグス - Lucifuges ビナー サタリエル - Sathariel 土星
4i Adyeshach アディシェス - Adyeshach 無感動 アスタロト - Astaroth ケセド ガムキコト - Gamchicoth 木星
5i Akzeriyyuth アクゼリュス - Akzeriyyuth 残酷 アスモデウス - Asmodeus ゲブラー ゴレブ - Golachab 火星
6i Kaitul カイツール - Kaitul 醜悪 ベルフェゴール - Belphegor ティファレト トガリオン - Thagirion 太陽
7i Shakah ツァーカブ - Shakah 色欲 バール - Baal ネツァク ハラブ・セラップ - Harab Serapel 金星
8i Chemdah ケムダー - Chemdah 貪欲 アドラメレク - Adramelech ホド サマエル - Samael 水星
9i Aiyatsbus アィーアツブス - Aiyatsbus 不安定 リリス - Lilith イェソド ガマリエル - Gamaliel
10i Qimranut キムラヌート - Qimranut 物質主義 ナヘマーNahema マルクト リリス - Lilith 地球


● 上記の表は黄金の夜明け団の『死の木』もしくはクリフォトの10のクリファに対応している。


クリファ - qlipha とは − ヘブライ語で『皮』もしくは卵の殻のような『外殻』の意味である。クリフォトの単数形。全体をクリフォト Qliphoth という。グノーシス的な解釈では、これはエゼキエル書のエゼキエルの幻視と関係してくるようである。「エゼキエル書」の第4章に神性(中心にある「琥珀金のような輝き」)が4つの殻(「激しい風」「大いなる雲」「巻き起こる火」「その火の周囲の輝き」)に包まれている事を示唆する描写があり、とりもなおさず「神性」は常に、こうした「殻」に囲まれた形で出現することを暗示している。この殻がクリフォトである。つまりクリフォトはまさしく『悪』である。が、一方では「悪」と「善」が表裏一体のものであるように、セフィロトとクリフォトは対としてなくてはならない補完関係にあるということでもあるのだ。

エゼキエルの幻視 - わたしが見ていると、北の方から激しい風が大いなる雲を巻き起こし、火を発し、周囲に光を放ちながら吹いてくるではないか。その中、つまりその火の中には、琥珀金の輝きのようなものがあった。(エゼキエル書、第1章4節)



逆セフィロト - Adverse Sephiroth



qliphoth-Godwin




逆セフィロト - Adverse Sephiroth こちらはクロウリー、リカルディー、ハイデリック等によって提唱されている逆セフィロトの構図である。

0 - ケメティエル - Qemetiel *アインへ相対する
00 - ベリアル - Belial *アイン・ソフへ相対する
000 - アティエル - Athiel *アイン・ソフ・オウルへ相対する

1 - タウミエル - Thaumiel
2 - オギエル - Ogiel
3 - サタリエル - Satariel
4 - ガシェクラー - Gasheklah
5 - ゴレブ - Golachab
6 - タゲリロン - Tageriron
7 - オレブ・ザラク - Oreb Zaraq
8 - サマエル - Samael
9 - ガマリエル - Gamaliel
10 - リリス - Lilith






参考資料


上記の表の製作にあたり、主に下記の文献を参考とした。

   ● Dictionary of Angels:Including the Fallen Angels
     (Gustav Davidson/Free Press)
     (S. L. MacGregor Mathers/Weiser)
   ● The Lesser Key of Solomon: Lemegeton Clavicula Salomonis
     (Joseph H. Peterson/Weiser)
   ● The Goetia the Lesser Key of Solomon the King:
     Lemegeton, Book 1 Clavicula Salomonis Regis
     (S. L. MacGregor Mathers/Weiser)
   ● Tarot: How to Read the Future      (Fred Gettings/Longmeadow Pr,1993)
   ● 黒魔術(リチャード・キャベンディッシュ/栂正行訳/河出書房新社)
   ● 数秘術(ジョン・キング/好田順次訳/青土社/第二版/2002年)
   ● 悪魔の事典(フレッド・ゲティングス/大瀧啓裕訳/青土社)
   ● 天使―天使たちのプロフィール (真野 隆也/シブヤ ユウジ/新紀元社 )
   ● オカルトの事典(フレッド・ゲティングス/松田幸雄訳/青土社)

また、WEB上で見ることが出来る
   ● I∴O∴S∴ 第1講義文書 (秋端 勉/碩文社/絶版の為著作者がPDF版を公開中)
は、セフィロト及びクリフォト以外の項目でも大変参考になる文献である。
今回は第10章を主に参考とした。