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アルファポリス
72 Spirits of Solomon The King

Archangel : Raphael

神は治療者なり - Raphael, The Healer of God

司る方位:東 四大元素 : 風

ラファエル - Raphael, Labbiel, Ragiel, ラビエルとも。 その名はヘブライ語で「神は癒される」または「神は治療者なり」を意味する。ミカエル、ガブリエル、ウリエル等と共に神の御前に立つ大天使のひとりである。東を司り、風を守護する天使として知られている。あらゆるものの病と傷を癒す役割を持つという。大天使であると同時に力天使、智天使であるともされるが、また織天使として6枚の翼を持つともされる。 かつては*カルデア地方で信仰された地方神だったともいわれる。イスラム教ではアズライール Azrael がラファエルにあたる。ただし、ミトラ神学ではダルダーイル Darda'il のほうをラファエルの由来としている。

旧約聖書外典であるトビト記での記述が特に知られている。トビト記において、ラファエルはアザリアと名乗って人の姿をとり、トビトの息子トビアスの旅に同行し、トビアスが妻を得るための助けとなった。その際に妻となった娘・サラを苦しめるアスモデウスを、魚の肝を元に作る香で撃退する術をトビアスに教えた。また盲目のトビトの目を癒す助けともなったのである。*アスモデウスの項目を参照

ラファエルは、高齢になるまで**割礼を避けていたアブラハムの割礼の際に、その痛みを和らげ癒したともされている。

またノアに医学の助けとなるよう「ラジエルの書」The Book of Raziel / Sepher Raziel を与えるなど、治療者としての面がよく知られた天使である。

絵画においてラファエルは、癒しとともに音楽を司る天使といわれるだけあって明るく華やかな印象で描かれることが多い。時にはミカエルが持つとされる孔雀の羽根がラファエルに与えられていることもあるほどである。しばしばトビアスとともに地上を歩む姿が描かれる。



*カルデア Chaldea - 南部バビロニアの一部地方。現イラク及びトルコ南部周辺。セム系民族であったカルデア人が住む土地であった。このカルデア人がヘブライ民族の祖先といわれている。

**割礼 circumcision - 主に男子の性器の一部を切除する事、及びその習慣。主に宗教上の理由から行われる。ユダヤ教及びイスラム教では習慣的なものとなっている。遊牧民族、或いは砂漠地帯など水の少ない地域に住む民族が衛生上の理由から習慣にしたともいわれている。

***ラジエル - Raziel,アダムとイブに「ラジエルの書」を与えたとされる天使。名はヘブライ語で"神の秘密"を意味する。文書によってはラファエルと同一の天使とするものもある。またラジエルはサラキエル Saraquel やラグエル Raguel とも同一視される事があるためややこしい。「ラジエルの書」は一旦海に投げすてられたが、神に命じられてラハブがそれを取り戻し、ラファエルがそれをノアに返したとされる。



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