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72 Spirits of Solomon The King
09 : Paimon |
炎をつかさどるもの - Paimon, The King of Fire
パイモン - Paimon, ソロモン72柱の1柱にして、地獄の西方を治める王である。かつて天使と能天使であったものからなる200の悪霊軍団を従える。召喚されると、楽隊に先導され、臣下である二王・ベバル
Beball とアバラム Abalam を引きつれて現れる。出現と同時に怒号を発するため、召喚者はこれを直ちに威嚇し、従えなければならない。でなければ話すことも出来ないからである。あらゆる科学、芸術と哲学に秀でるといい、召喚した者にあらゆる知恵と地位を与え、いかなる人間も召喚者に従うようにすることが出来るという。また風と土、水の驚異を垣間見せることも出来る。かつては能天使を率いていたが、自らは主天使であったとされる。パイモンは強力な存在であるが、召喚するにはルシファーを通す必要があるという。何故ならばパイモンはルシファー以外には従わないからである。よって、呼び出すことは大変難しいとされている。粉砕、暴走と破滅を司る。
出現時に異音を発する魔神たちの多くが、自然が形を変えて現れたといってもいい存在であり、パイモンも確実にそのうちに数えられる存在だ。何故ならパイモンは四大元素のうち火を司る存在であり、本来は火の精霊・サラマンダーの長であるのだ。精霊王として水を司るアリトン、風を司るオリエンス、地を司るアマイモンと並び立つ存在である。しかし、神に反逆した堕天使ルシファーに忠誠を誓い、ルシファーの敗走の際にも付き従うことになったのである。
この種の逸脱はしばしば火を主題とした物語に繰り返し現れる。人間に与えるべきでないという炎をもたらし、ゆえに鎖に繋がれ、ハゲタカに臓物を食われるという苦悶を与えられたプロメテウス。天から投げ落とされ、不具の身になりながらも優れた鍛冶神として主神の雷さえ鍛える存在にまでなったヘパイストス。火とは欠落したものを与え、あるいは欠落を補うべく振るわれる恐るべき力の象徴である。ゆえに諸刃の剣として作用しがちであり、パイモンもまさしくそのような存在として脱落せざるえなかったのかもしれない。
パイモンの名前であるが、メイザースは彼の訳出したアブラメリンの書 Sacred Magic of Abramelin の注釈において、ヘブライ語の POMN に由来するとしている。小さな鈴がチリチリ鳴る音という意味があるそうである。
出現時に異音を発する魔神たちの多くが、自然が形を変えて現れたといってもいい存在であり、パイモンも確実にそのうちに数えられる存在だ。何故ならパイモンは四大元素のうち火を司る存在であり、本来は火の精霊・サラマンダーの長であるのだ。精霊王として水を司るアリトン、風を司るオリエンス、地を司るアマイモンと並び立つ存在である。しかし、神に反逆した堕天使ルシファーに忠誠を誓い、ルシファーの敗走の際にも付き従うことになったのである。
この種の逸脱はしばしば火を主題とした物語に繰り返し現れる。人間に与えるべきでないという炎をもたらし、ゆえに鎖に繋がれ、ハゲタカに臓物を食われるという苦悶を与えられたプロメテウス。天から投げ落とされ、不具の身になりながらも優れた鍛冶神として主神の雷さえ鍛える存在にまでなったヘパイストス。火とは欠落したものを与え、あるいは欠落を補うべく振るわれる恐るべき力の象徴である。ゆえに諸刃の剣として作用しがちであり、パイモンもまさしくそのような存在として脱落せざるえなかったのかもしれない。
パイモンの名前であるが、メイザースは彼の訳出したアブラメリンの書 Sacred Magic of Abramelin の注釈において、ヘブライ語の POMN に由来するとしている。小さな鈴がチリチリ鳴る音という意味があるそうである。